住宅購入 失敗
住宅を購入する場合、高い買い物ですから、満足のいく物件を購入したいのは誰でも同じですよね。
ですが、不運にも失敗してしまうことが時折あります。
では、どういった場合に失敗してしまったのでしょうか?
先例に学んで、泣きをみないようにしたいものです。
よくテレビなどでは欠陥住宅が報道されますね。
床が傾いてきたとか、引き戸が勝手に閉まるとか、窓が閉まらないとか、換気の対策が出来ていなくて新築の家がカビだらけになってしまったとか・・・挙げればキリがないです。
そんな思いをしないためにも、勉強をしておきましょう。
気になる物件があれば、その建築業者を名簿で調べみることが大切です。
名簿は都庁、県庁などの建築・土木担当部署で見ることができます。
まず、その建築業者が行政処分を受けていないかを確認するのです。
また、物件自体に不満はなくても、立地条件で失敗したというケースもあります。
駅やスーパーまでの距離、踏切などの有無、子供が居る場合は教育機関までの距離などもよく調べておきましょう。
地域の人々にその土地や物件について聞いてみるのもコツのようです。
もしかしたら、住宅を購入しようとしている地域は、必要以上に近所付き合いの煩わしさがあるかもしれません。
そして、住宅を買う上で多くが利用すると思われるのが住宅ローンです。
後からこの住宅ローンで四苦八苦するケースも少なくないようです。
頭金や毎月の手取り額を目安に、無理のない返済プランを立てましょう。
できればボーナスはあてにせずに、月収の3割未満で60歳までに払い終わるように組めるのが理想だと思います。
住宅購入 シックハウス対策
あなたは新しい建物に入った際に頭が痛くなったり、咳き込んだり、目眩がしたりしたことはありませんか?
それはシックハウス症候群かもしれません。
新しい住宅購入(間借りやリフォームなども同様)を契機に、建材などの化学物質が原因で起こる頭痛や目眩、咳、呼吸困難といった症状をシックハウス症候群といい、近年増加傾向にある社会問題です。
シックハウスとは、化学物質による室内空気汚染のことで、シックハウス対策とは、建築基準法によるそれらの規制を意味します(2003年に施行)。
改正建築基準法では、シックハウス症候群の原因となるクロルピリホスやホルムアルデヒドなどの化学物質に関して、換気基準や使用規制が設けられています。
ホルムアルデヒドは、発散建材の使用面積が制限され、換気設備の設置が義務付けられました。
クロルピリホスに関しては、住宅への使用が禁止になっています。
これにより、ようやく安心して住宅購入やリフォームができるようになってきました。
しかし、住宅購入者もできるだけシックハウスの原因になる建材などを知っておいて、住宅購入の際は検討できるとさらに安心です。
ホルムアルデヒドの発散量の少ない建材を調べ、なるべくそれらの建材を使用している物件を選ぶようにするといいと思います。
換気や通気が十分に出来る設計になっているかも調べておいた方がいいかもしれません。
また、実際にホルムアルデヒド濃度を測定できる機械をレンタルして測定してみるのもいいでしょう。
二世帯住宅購入
二世帯住宅を購入する方が年々増加してきています。
これは、土地があっても建て替えるには年齢的に厳しくなった親、条件の良い一戸建てを買うには先々収入が不安な子、二世帯の希望が一致する物だからでしょう。
ですが、二世帯住宅は普通の家の様に地盤や建物自体の事だけでなく、人間関係の面が難解です。
二軒の家が合わさっただけで同じように見えますが、そう単純な物ではないのです。
事実、せっかく建てたのに片方が引っ越してしまったなんて事やそこまで行かずとも、ストレスを抱えた生活を強いられている例は珍しくありません。
ですが、これらは建てる前にしっかりと話し合えば回避できる事が殆どです。
まず、お互いの生活体系や価値観を理解したうえで、完全同居型か分離型か等、大まかな部分を決めます。
そして、共有部分を決めて行くのですが、共有部分が増えれば助け合える部分が増えるかわりにプライバシーは削られていきます。
これは、人によって考え方が様々なので、全員にとって最適な形を選ぶ事が大切です。
また、曖昧なまま住みだすと後々後悔するのが役割分担。
光熱費、食費等の金銭面、買い物や食事、掃除やゴミ出し等の家事等、トラブル回避のためにもきちんと決めておかなくてはなりません。
今まで別々の生活をしてきた世帯が一つに集まるのですから、自分には当然に思える事が相手には違う可能性があるからです。
ですので、細かな所まできちんとルールを決めておくことが、気持よく生活できる家を作るコツだといえます。