中古住宅購入

中古住宅購入には、メリットもあればデメリットもあります。
中古住宅を購入するメリットは、新築よりも価格が安い、売買契約をしてから短期間で移住できる、新築よりも少ない労力で購入できることが多い、実物をみてチェックできるなどです。
デメリットとしては、自分の好きな間取りにできない、経年劣化しているためメンテナンス費用がかかる、場合によっては別途リフォーム費用が必要になることがあるなどでしょう。
中古マンションを購入する時には、専有部分だけでなく、共有部分も念入りにチェックする必要があります。
今の所有者が居住中で、家具が置いてある場合は、劣化の具合をよく確認できないこともあるかもしれません。
その際にも、事前に不動産会社にその部屋の竣工図や設計図書の平面詳細図などを用意してもらって、変更点がないか確認します。
水漏れ、カビ、黒ずみ、クロスのはがれなどもチェックしておきましょう。
中古の一戸建て住宅の場合は、さらに入念なチェックが必要です。
まず、その物件が検査済証の交付を受けているかを確認し、違法建築でないことを証明してもらいます（耐震性に問題がある物件を買ってしまうと大変です）。
外観の劣化状態を確認した後、点検口を開けて覗いてみます。
床は素足で歩き、傾きやへこみをチェック。
ビー玉などを転がしてみるのもいいでしょう。
耐震強度に問題がある可能性が高いので、いくら安くても昭和56年以前に建築された物件に手を出さない方が無難です。
できれば、平成12年以降に建築された物件を購入してください。

中古住宅 ローン

中古住宅は新築よりも手に入れやすいとはいえ、一括で購入するのはやはり難しいですよね。
中古住宅購入時はローンを活用する人がほとんどではないでしょうか。
ローンを組むときには頭金やローンの種類、支払い年数などさまざまなことをチェックする必要があります。
頭金の額や支払い年数、金利などによって月々のローンの支払額や住宅購入の支払総額が変わってくるので、ローンを決めるときは慎重に決めるようにしましょう。

＜ローンを決める時の注意点＞
・ローンと頭金のバランスをよく考える。
・毎月無理せず返済できる額にする
・ボーナス時に多く支払う設定は避ける
（不景気でボーナスがもらえないときに困ることになります。）
・支払年数をよく考える
（老後に無理して支払うような設定は避けましょう。）
・金利と借入額のバランスをよく考えましょう。
・月々の返済額だけでなく、返済総額がどれくらいになるのかしっかり確認・比較してローンを選びましょう。
（ローンの比較を掲載しているサイトがあるので、そういったものから情報を集めるといいでしょう。）

＜ローンの種類＞
住宅ローンには金融公庫、年金住宅融資、財形住宅融資、自治体融資などの公的融資と銀行や信用金庫、信用組合、保険会社などの民間融資があります。
公的融資は長期固定の低金利という大きなメリットがありますが、審査が民間融資よりも厳しくなっているというデメリットもあります。
また、住宅ローンには公的融資と民間融資を組み合わせたものもあります。

中古住宅 田舎暮し

都会を離れて田舎で生活をしたいと考えている人は少なくありません。
田舎暮しを叶えるには住む家を見つける必要があります。
田舎とはいえ新築購入はちょっと厳しいという人は中古住宅を購入するといいでしょう。
田舎の中古物件を探す際には、不動産会社のサイトや情報誌を活用するといいでしょう。
また村興しや町興しで田舎に人が集まるようにと売り出している中古物件情報などもチェックしてみるといいでしょう。
田舎で暮らしたいと漠然と考えているだけでは実現しないので、どんな田舎を希望しているかどんな生活を希望しているのか情報を得ながら具体的に考えることが田舎暮らしの第一歩となります。

・どんな場所に住みたいのか
（海、川、山、田園地帯など）
・どんな暮らしをしたいのか
（自給自足の生活、趣味を楽しめる生活、老後を安心してのんびりできる生活など）
・畑や田んぼなどが付いてくる中古住宅を探しているのか
・別荘として購入して田舎暮らしを楽しみたいのか
都会では当たり前だったことが田舎ではそうでないことがあるので、田舎で中古物件を購入するときはさまざまな点をよく確認して購入するようにしましょう。

・上下水道、ガスの状況
・敷地内、その周辺の臭い
・道路は私道だったり農道だったりしないか
・がけ崩れや土砂崩れが起きやすい場所ではないか
・昼間だけでなく夜の状況もよく確認する
・いざという時にスーパーや銀行、警察、病院などは大丈夫か
・近所のつながり（組合など）
・四季の変化（夏の気温や冬の気温、雨や雪など）