住宅ローンの審査に通るには
住宅を購入する際には、大抵の人が住宅ローンを組むことを考えるでしょう。
そして、この住宅ローンを借りるには、当然、審査というものがあります。
では、この審査に通るにはどうしたらよいのでしょうか?審査の対象になるのは、「年齢」「勤務先」「勤務年数」「勤務状況」「年収」「健康状態」などです。
それに加えて大事なのが、「信頼情報」になります。
この信頼情報とは何かというと、今までの借り入れ記録のことです。
つまり、現在借り入れを行っているか?滞納はないか?過去に滞納した記録はないか?ですね。
もし、本人が嘘を言ったとしても、記録として残っていますから、クレジットカードの使用などもきちんと申し出ておきましょう。
借入額も大事ですが、それ以上に大事なのは過去に滞納がないかということです。
また、他に借り入れがあると、住宅ローンの借入金額を減らされてしまう可能性もあります。
勤務先については、それなりに安定性があり、社会的信頼の高い会社であれば問題はないでしょう。
勤務年数は長ければ長いほど有利になるようです。
最低でも3年はあった方がいいと思われます。
気になる年収に関しては、世帯の年収が最低でも300万前後と設定している銀行が多いようです。
健康状態(保険に加入できる状態か)も重要ですし、ローンを組める期間や年齢によっても、借り入れできる金額は変わってきます。
実際には、本人が健康で、安定性がある会社に長期間勤めており、300万程度の年収があって、他に借り入れを行っていなければ、審査に通りやすいと言えるでしょう。
郵便局の住宅積立貯金
住宅を購入する時に、知っておきたいものの一つに郵便局の住宅積立貯金という商品がありましたが、これはどういう商品なのでしょうか?以前は「つみたてくん」「住宅積立貯金」などといった商品がありました。
郵便局の住宅積立貯金とは、住宅の購入やリフォームの予定のある人が利用できる積立預金で、いくつかのメリットがあります。
住宅一戸につき一口のみ利用が可能です。
郵便局の通常の限度額は1000万円ですが、この他に、別枠で最高50万円積み立てることと、1年から5年以内でのコースの設定が可能でした。
さらに、一定の積み立てを行えば、公庫の融資を受ける際に郵貯加算額をプラスして利用することができます(建設の場合は最高275万円、リフォームの場合は100万円)。
金利は固定で、利率も良く、安定型の商品なので人気がありました。
満期の1年前から2年後までに融資を申し込むことが可能です。
しかも、政府保証されているので、安心感があります。
デメリットとしては、積み立て期間中に解約しにくい点です。
途中で解約してしまうと、利率が低くなってしまいます。
このようにメリットの多い住宅積立貯金ですが、現時点では新規の申し込みはできなくなってしまいました。
でも、それまでに申し込んでいた場合は、継続して利用することができるようです。
郵貯・簡保管理機構に引き継がれて、政府保証もされています。
新規の申し込みが出来なくなってとても残念です。
ぜひ、もう一度復活させてほしいものですね。
長期固定金利のフラット35
住宅ローンにもたくさんの種類がありますが、その中に長期固定金利「フラット35」というものがあります。
これは何なのかというと、その名の通り、最長35年間に渡り、金利が変動しない固定型の住宅ローンのことです。
契約時の金利がずっと続くので、途中で金利が上がってしまうということがありません。
金利が不安定な変動型に比べると安心の出来る住宅ローンだと言えます。
特に低金利が叫ばれるような昨今、この「フラット35」はマイホームを夢見る人にとっては心強い味方でしょう。
では、それを申し込むにはどうしたらいいのでしょうか?「フラット35」を扱っているのは、民間の金融機関になります。
しかし、ここでの注意点は金融機関すべてが一律の金利を打ち出しているわけではないということです。
金融機関によって金利は様々なのです。
なので、最初はいろいろな銀行を下調べすることになるでしょう。
ネットを使えば、楽に金利を比較できます(最新の情報か注意しましょう)。
フラット35は、民間の金融機関と住宅金融支援機構が提携して、融資をする住宅ローンです。
こういった意味で安心感のあるのはもちろんのことなのですが、保証料も不要で、繰り上げ返済した場合の手数料も無料です。
そして、物件検査を受けられたり、相談などにものってくれます。
今は、どの金融機関でもいろいろな住宅ローンを商品化していますが、住宅ローンを考える際は、「フラット35」も候補に入れておくようにしましょう。