有機質肥料

有機質肥料とは、その原料が動物や植物に由来している肥料をいいます。
魚粉、骨粉、鶏糞などその効き目は古くから知られています。
しかし、有機質肥料は化学肥料と違い即効性がなく、バクテリアによって無機質に分解されて始めて植物が吸収できる状態になります。
その分効き目は持続し、化学肥料の欠点である肥料の与えすぎによる肥料焼けなどを引き起こすことはなく、連作障害なども緩和することができます。
この有機肥料を施してやることで土の中の微生物も活性化するため、養分が不足しにくくなります。
では有機質肥料をいくつかご紹介しましょう。
まず菜種や大豆から油を絞った後のカスから作られている油かす、その肥料成分は窒素5%程度、リン酸2%程度、カリ1%程度を含有しています。
次に鶏糞、乾燥したもので窒素3%、リン酸5%、カリ5%程度を含み、有機質肥料としては即効性がある肥料です。
続いて草木を燃やして作る草木灰。
水溶性のカリウムが多く即効性のある肥料です。
灰にした草木により多少成分が異なり、木灰ではカリ7%、石灰分20%程度、ワラ灰ではカリ6%、石灰分2%程度となります。
成分の関係でまきすぎると強いアルカリ性になってしまうため、土壌の変化に注意して使う必要があります。
また、硫安、過リン酸石灰など草木灰と混用できない肥料もあるので肥料を混ぜる際には注意書きをよく読むようにしましょう。
今はこれらの肥料を作物に合わせて配合した配合肥料も販売されています。
栽培する作物や土壌の状態に応じて肥料を選びましょう。

外壁 リフォーム

全ての物は時間がたつと老朽化して劣化していきます。
住居もまた例外ではありません。
特に雨風を直接受ける外壁は、10年に一度の割合で、塗り替えをすることを目安にしておく必要があります。
シックハウス症候群や化学物質過敏症が増えている現状では、湿度や温度が原因で症状が悪化してしまうかもしれません。
特に日本のように湿気が多く湿度が高い気候では、新築の時はもちろん、外壁のリフォームの時には材料選びの段階から慎重にならなければなりません。
最近、シックハウス症候群や化学物質過敏症への対応手段として注目されているのが、珪藻土です。
珪藻土とは、植物性プランクトンの堆積物で、日本では昔から、七輪の材料や、耐火断熱レンガの原料として、生活の中に存在し続けてきました。
またこの珪藻土は、耐火性、耐水性ともに大変優れています。
材質としても湿気を吸放質できますので、日本の気候には適していると言えますし、シックハウス症候群や化学物質過敏症対策としても大変優れていると言えるでしょう。
断熱効果について見てみると、内断熱と外断熱があります。
内断熱は、高断熱、高気密ではありますが、反面結露しやすいとの難点があります。
これに対して外断熱工法は、内断熱工法と違って、住宅全体を断熱材で包み込むように覆います。
この結果、気密性、断熱性ともに高まり、外気と室内の温度差が少なくなり、結露が出なくなり、サッシ付近の黒ずみやカビを防ぎます。
健康対策に湿気は大敵ですから、外壁のリフォームには十分な配慮が必要です。

リフォームローン

リフォームには多額の資金が掛かります。
その費用が不足した時はリフォームローンを利用することになります。
リフォームローンは住宅金融公庫や、銀行やクレジット会社などの民間金融機関で扱っていますが、利率や融資限度額はそれぞれ違っていて、特色があります。
どこのリフォームローンを利用するのかは、金利や融資限度額、毎回の返済金額などを比較して決定することになりますが、一般的には住宅金融公庫などの公的機関からの融資の方が、民間融資期間よりも金利は低く設定されています。
しかし公的機関は審査や契約の際の手続などに手間がかかるため、気軽に契約できるという点では民間融資機関に利があります。
また、新築や購入の際の資金で住宅ローンを組んでいた場合、その同じ金融機関でリフォームローンを組むと、多少金利が優遇されると言うシステムを取り入れている金融機関もあります。
リフォームローンで融資を受ける場合には無担保と有担保と言う条件の違いがあります。
リフォームローンの金利の多少は、有担保か無担保化によって違ってきます。
契約するための手続の方法も金融機関によってさまざまです。
無担保と有担保を比較した場合、どうしても無担保の方が高めに設定されていますが、担保物件の登記費用などの経費は不要ですし、登記の手間がかかりません。
従って借入金額、返済金額が極端に少ないケースなどは、手続や諸経費が不要だと言うメリットを考えると、無担保融資の方が有利となることもあります。
リフォームローンを組む時には総支払額を試算して、生活設計と照らし合わせた上で自分に最も合ったプランを選ぶようにしましょう。